Failure is an option, but fear is not.

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REPORT

SUZUKA 10HOURS #88 #87 予選レポート

8月25日(土)晴れ/ドライ

 

 10H_QF1  10H_QF2

 

前日の占有走行日に行われたナイトセッションで#88は全体の4位につけるタイムをマークしており、好調が伺える。
今回の10Hではチームにランボルギーニ本国よりサポートエンジニア、メカニックが合流。そのアドバンテージが早くもタイムとなり現れ始めた形となり期待が高まる。
予選日も朝から強い日差しが照り付け、灼熱の暑さとなった。
午前中にはピットウォークが行われて、記念撮影やサイン会を行い、リラックスしたムードでファンサービスに応じるドライバー達。
そしてピットウォーク終了後、マシンのエキゾースト音が高まり始めた。公式予選開始の時間が近づく。

 

 10H_QF3  10H_QF4

 

10Hの予選は、2段階でのノックアウト予選となっている。
3人のドライバーが各セッションでアタックをして、その合計タイムを競いあうQ1。
そしてQ1上位20位のチームが次のポールシュートアウトに進むことが出来る。
ポールシュートアウトでは、1人のドライバーがアタックを担当して決勝のスターティンググリッドを決定するというものだ。
そして快晴の空の下、第1ドライバーによるセッションが開始となる。
#88は平峰選手が担当。#87は元嶋選手が担当となる。
平峰選手はピットアウト後のポジションが悪く、他のマシンが多い場所でのアタックを余儀なくされてしまう。モニターには、シケインにてトラフィックに引っかかってしまう#88の姿が…。そんな中、なんとか1周をまとめて全体の15位となる2分04秒271を記録。
一方、元嶋選手も思うようにクリアラップを取れないながらも、4周目に2分03秒245を記録。これは全体3位となる見事なアタックを決めた。
 

 10H_QF3  10H_QF2

 
そして15分のインターバルを挟み、第2ドライバーによるセッションが行われる。
#88はマペッリ選手、#87は高橋選手が担当する。
マペッリ選手は、マシンのオーバーステアに悩まされながらも2周目に2分03秒825を記録。全体7位となるタイムだ。
そして高橋選手は少しミスがあった模様で4周目に2分04秒309を記録し、全体18位にてこのセッションを終える。
再びインターバルを挟み、第3ドライバーによるセッションが始まる。このセッションの結果にて次のポールシュートアウトに進める20台が決定する。
#88はカルダレッリ選手、#87は飯田選手が担当。
カルダレッリ選手は、アグレッシブにタイムを削っていくが、シフトにトラブルが出てしまい思うようにタイムを伸ばせず…。2分4秒296、22位となるタイムを記録。
飯田選手は、決勝を見据えた戦略からユーズドタイヤでのアタックとなった。気温や路面温度が想像以上に高くなってしまい飯田選手にとってかなり厳しい状態となってしまう。
3周目に記録した、2分08秒202というタイムを更新できずに不本意な形でセッションを終える形となってしまった。
以上Q1の3人のドライバーのタイム合算の結果、#88は11位でポールシュートアウトへ進出。
#87は28位となりポールシュートアウト進出は果たせず、明日のスターティンググリッドは28位からのスタートとなる。しかし、元嶋選手が魅せた一発の速さと決勝を見据えてのタイヤ温存は間違いなく、レース後半に効いてくることであろう。

 

 10H_QF7  10H_QF8

 
そして他チームの計時に対する抗議などがあり、予定よりも大幅に遅れて始まったポールシュートアウト。
アタックを担当するのはカルダレッリ選手。
カルダレッリ選手は持ち前の鋭いドライビングで果敢にアタックを展開。大きなミスなくプッシュを続け2分02秒886をマーク。
全体15位となるタイムだが、9番手までが0秒070差と超接戦での闘いとなった。
そして残り時間わずかの場面で他マシンのコースアウトによって赤旗が掲示される。
セッションは再開されることなくそのまま終了を迎えて波乱の予選となった。
 
よってスターティンググリッドは、#88全体15位、クラス13位から、
#87は全体28位、クラス6位からのスタートとなる。
JLOCにとっては、去年の鈴鹿1000kmのダブル表彰台を再現すべく、一丸となり明日の決勝の追い上げを誓う。

 

 

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