Failure is an option, but fear is not.

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REPORT

鈴鹿8時間耐久ロードレース 第39回大会 予選レポート

7月29日(金)晴れ/ドライ

 

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28日木曜のフリー走行1回目にデグナーカーブで転倒。マシンは大破しフレームとエンジンを損傷してしまった。

幸いライダーは無事であった。

その後のフリー走行からTカーに集中してセッティングを煮詰めていった。

 

公式予選1回目
今年のレギュレーションで、予選と決勝に使えるタイヤ本数がEWCクラスは合計20本までとレギュレーションで決められている。決勝に7回ピットインし、計8スティントを毎回フレッシュなNEWタイヤを装着するとなるとそれだけで16本が必要になってしまい、残り4本で予選を走ることになる。
エヴァRT初号機TRICKSTARは、前後NEWタイヤで第1ライダーの出口選手がスタートし、タイム計測3周目に2分10秒694を記録しピットに戻る。タイムが10秒台に入りタイヤのグリップ感やマシンの挙動に変化が見られた。本来ならリセッティングを施し再度コースインしタイムアタックに入りたいがタイヤを労わる必要もあるので、出口選手の1回目予選は終了。
次に第2ライダーの井筒選手は出口選手が使用したタイヤでコースイン。タイヤのライフを確認しながらマップやサスペンションなど多くの項目をテスト・確認しながら予選を終了する。
毎年、井筒選手はタイムアタックより決勝のアベレージタイムアップの為にマシンを仕上げようと予選時間まで有効活用して貢献してくれる。
第3ライダーのニゴン選手もそのままのタイヤでスタートした。タイム計測に入ったその周に、ゼッケン#21が転倒しレッドフラッグ。ピットに戻ったニゴン選手もタイヤがグリップしないとコメントする。コンディションは相当悪く感じられる。
再スタート後、タイム計測2周目に2分10秒745を記録しタイミングモニターで8番手に掲示される。その後ピットインし、昨日転倒し予選までに修復したマシンに前後タイヤを付け替え、マシンチェックの為にコースへ出ていく。
修復で交換したフレームの個体差を感じ、チームに有益な情報を伝えてくれた。

 

公式予選2回目
予選1回目からの引き続きタイヤを使用し、出口選手がピットを出ていく。
各予選後にタイヤを労わるように少しでもタイヤのコンディション変化が起こらない様に、メカニックはすぐさまタイヤウォーマーを巻きタイヤを冷やさないように努めていた。
しかし、どのチームもタイムアップしてこない。決勝を見越しての周回数を伸ばし、タイヤのライフ確認での走行を行っていた。
今回からのタイヤ使用本数制限が設けられた事により、各ライダーの渾身のタイムアタックが見ることが出来ず、少し残念に思えた。
出口選手も2台のマシンを乗り比べサスペンションの確認やマシン本来の特性を感じ取って行った。
次に井筒選手は一度も公式予選でNEWタイヤを履く事無く予選を走行し、サスペンションが作動している高さの確認、車体の姿勢確認を行った。
最後の予選になるニゴン選手は温存していた前後NEWタイヤを装着しコースに出ていく。
コースイン後、3番手の好位置でストレートに戻ってくる。タイム計測2周目に2分09秒699を記録しピットに戻ってくる。そしてタイミングモニターでタイムやポジションを確認して、コースに戻っていく。
チームの全員がタイミングモニターを見つめながらニゴン選手のタイムアタックを見守るがタイムが伸びてこない。タイムアタック中にペースを落としピットに戻ってくる。コメントを聞くと、これ以上プッシュしてアタックを続けると転倒のリスクが急激に上がり、3人で仕上げてきた大切なマシンを壊してしまうと思いピットに入ったとのコメント。
賢明な判断で、チーム全体が決勝のゴールを意識するように変化した。
2分09秒699総合14番手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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