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特別戦 富士スピードウェイ 予選レポート

11月16日(金) 晴れ/ドライ

● 第1レース予選

明日土曜日の決勝第1レースは、かなりの確率で雨。
できる事なら土曜日曜、それぞれのレース、両ドライバーにはドライコンディションで、GT史上屈指のコーナリングマシンEVA紫電のラストランを戦って欲しかったのだが、こればかりはどうしようもない。
昨年同様、土曜日の第1レースは第1ドライバーの高橋選手が出走。
これはどちらが走っても良いのだが、既にエントリーの時点で固定され変更はできない。
午前の練習走行のタイムから、予選も決勝も大いに期待でき、特に今シーズン後半戦はフラストレーションの溜まるレースが多く、結果ランキング争いからも脱落したEVA紫電の、最後のレースにふさわしい戦い振りを見せて欲しいのだが・・・コーナリングスピードを活かせないウェットコンディションとなってしまいそうだ。 そういう意味では、高橋選手にとって、この第1レース予選はEVA紫電の卓越したコーナリングを楽しめる最後の機会、ラストランとなることだろう。
NEWタイヤを温め41秒台を数ラップし、40″927!!ベストタイム更新。
更に40″406のコースレコードも更新。
その後も40秒台を連発。
このレースではタイヤマーキングもなくタイヤは自由。
明日のレースの為にタイヤの温存は必要ないので、存分にEVA紫電との“対話”を楽しんで欲しい。
結局24台中、33号車ポルシェの37″936をトップに16位の高橋選手までがレコードタイムを更新し、正にスプリントレースにふさわしいハイスピードのレースが展開されそうだが・・・。 


● 第2レース予選

500クラスの予選を挟み、300クラス第2レース予選。
加藤選手によるアタックはEVA紫電にとって富士のベストラップとなるだろう。
高橋選手が使用し、まだ余熱の残るタイヤで、バランスを確認。
20分間の予選の中で、NEWタイヤに交換。
EVA紫電のレコードタイムを刻むべく再度アタックに入る。
計測3周目のタイムは38″801!!午前のクラストップタイムを上回り、勿論コースレコード。
だが厚いFIAGTマシン勢に阻まれ7番手。
EVA紫電の全てを引き出すべく1周のクールダウンを入れ、再アタック。
各セクターでベストを更新した加藤選手の渾身アタックは38″542!!
全力を出し切ったものの7位、4列目グリッド。
引退マシンとしては上出来のグリッドを確保した。 
 


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