REPORT

第3戦 セパン インターナショナル サーキット練習走行

6月9日(土) 曇/ドライ

セパンについて最初の仕事は海上輸送を含めて約3週間手元を離れていたマシン、機材のチェックである。海上輸送もあり、特に湿気、錆びにより電気系のトラブルが出たことは少なくない。また、トラブル時にパーツの調達や修復が、国内の様にはいかない。むしろこうした事に対する対策や、チームの適応力も“セパン”仕様と言える。

そうしたマシンの状態を確認するべく最初のセッションは120分のプラクティス。一気に気温、路温の高くなったこの第3戦用に数種のタイヤを用意。まずは加藤選手により、各部の確認を兼ねて、午後の予選、SuperLapに備えてNEWタイヤの皮むき。マシンも、ドライバーも特に問題なし。その後タイヤテストに入り、徐々にペースアップ。セッション開始早々に、コースの一部で雨がパラついたようだが、殆どタイムに影響はなく、その後忘れ去られる程度の雨で、程無く2′06″58をマーク。
これは2007年にマークしたMR-Sが出したコースレコードと同タイムだが、トップは既に5秒台に入れている66号車(アストンマーチン)始め上位4台のFIAGT3マシン群に続く5番手。加藤選手からは、オーバーステア気味というコメントがあり、若干のセット変更を行い、06″035までタイムアップ・・・するも順位は変わらず5番手。合計、計測8周を終え高橋選手に交代。

続く高橋選手はまず連続8周を走行、12秒台から11秒台へ入れる。やや伸び悩んだところで一旦ピットイン、加藤選手の走行データーと重ね比較。ウィークポイントのアドバイスを受け再びコースへ・・・。タイムは程なく10秒台へ入り、10″35、そして10″05までタイムアップしたところでセッション終了。あと1周出来れば充分9秒台へ入れる事ができただろう。走りこむ程にタイムアップ、まだまだ伸びしろを見せる高橋選手である。


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