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第2戦 鈴鹿サーキット 決勝レポート

4月15日(日) 晴れ/ドライ

快晴の中、ドライコンディションで決勝が行われた。芹沢選手、出口選手ともに決勝前のフリー走行で、予選では詰めきれなかったセッティングを更にセッティング調整しながら走行を繰り返した。しかし、ここでも詰めきれなかった。両選手は思い切って仕様を変更して決勝に挑むという決断をする。 決勝スタートが切られた。 1コーナーで芹沢選手が6番手まで順位をあげて進入していく、しかしマシンの仕様を確かめながら走行していたため思うようにペースが上がらず、順位を落とす。
後続の出口選手に抜かれ、1周目出口選手は8位、芹沢選手は10位で通過した。 この時5位から8位 出口選手までが集団となっており、10位の芹沢選手は 9位の選手にフタをされる形で前の5位集団からは少し離されてしまう。 3周目、芹沢選手は9位に順位を上げるも前とは2秒以上の差があり、前の出口選手を含む5位争いの集団は9秒台のハイペースで走行していた。芹沢選手は、自身の自己ベストを出しながらジリジリとその差を詰め始めていた。4周目、出口選手が7番手に順位を上げ、尚も攻めるが、5位争いは毎回順位を入れ替える熾烈なバトルだった。 出口選手が8番手に順位を落としてしまう。その背後からは芹沢選手が前をいく集団より早いペースで追い上げてきていた。

タイム2分9秒3まで縮めてきた。このままレースは後半まで進み10周目、ついに芹沢選手は出口選手に追いつき5位争いの集団に加わる。 12周目、フロントタイヤを酷使しペースを上げることが難しくなってきた出口選手をパスし、順位を入れ替える。このころからバックマーカーも出てきて、気を抜けない展開になっていきた。 芹沢選手は確実に5位を射程に捉え、様子を伺っていた。 残り2周、シケイン進入で前を抜き掛かったところ、コースに落ちていたパーツ破片にのってしまい、フロントタイヤを滑らせ芹沢選手は転倒、リタイアとなってしまった。一方、出口選手は滑りやすくなったフロントをリカバーしながら、8位でチェッカーを受けた。


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