第2戦 鈴鹿サーキット 予選レポート
4月23日(土)晴れ/ドライ
新型ZX-10Rはエンジンパワーが以前よりアップしていて最高速が伸び、そして車体も軽快感があり好印象。しかし、レースとなると細部のセッティング調整が必要なのはもちろん、このレースだけでなく鈴鹿8耐を見越してのマシン造りを行いデータを蓄積していく必要がある。前日の練習走行では、出口選手・井筒選手とも豊富な経験を活かしマシンを確認を繰り返し行った。 そして、本レースの予選は一度きりで、2名のライダー共この予選中にタイムを記録する必要がある。そしてタイヤ使用可能本数は2セットのみ。天候は晴れているが路面温度が上がってこない中、予選が開始された。
先ずは出口選手からスタート。いつもなら計測1周目から2分10秒台に入れて来るが14秒857で調子が出ない。計測2周目でも11秒411。そこでピットイン。セッティングをアジャストしリアタイヤを交換し再度コースインするが直ぐに再びピットに戻る。路面温度の影響?それとも4輪フォーミュラのタイヤラバーの影響か…タイムが上がらない。そこで予選開始時に装着していたリアタイヤに交換し井筒選手に交代。井筒選手は4輪フォーミュラのタイヤラバーの影響が少なくなるのを見越してか、ラップを重ねると、徐々にタイムを削っていく。計測4周目に2分11秒146を記録し計8周を走行し予選終了後ピットイン。ここで東コースショートカットでピットインするのではなく、フルコースを走りピットインし、燃費計算に必要なラップを少しでも重ね、チームに有益なデータを残してくれた。予選結果は、2分11秒146でAグループ9位。明日のグリッド18番となった。