第4戦 スポーツランドSUGO 決勝レポート
7月22日(日) 雨/ウェット
7月23日決勝日は朝から雨が降ったり止んだりという不安定な天候。
お昼頃にはいったん雨は上がった。
スタート前のウォームアップ走行はドライコンディション。
20分間の走行を終えエヴァRT初号機Rn-s AMG GTがピットに戻って来たが…
スタート直前にしてまさかの燃料系トラブルが発生!
メカニックスタッフの動きが途端に慌ただしくなる・・・。
このままではグリッドに並ぶことはおろか、コースに復帰することすら出来ない状態。
全てのチームクルーがマシンをコースに復帰させようという思いで見守る中、メカニックがマシンの修復作業にかかる。
スタート直前になるとまた雨が降り出し各車タイヤ選択に頭を悩ませた。
しかし、グリッド上にエヴァRT初号機Rn-s AMG GTの姿はない・・・
ピットスタートでも同時にスタートが切れればという望みも絶たれ
修復の目途はまだ立たずひたすら修復作業を続ける。
エヴァRT初号機が不在の中でもレースは進んでいく。
500クラストップが5周目、GT500クラスの17号車 KEIHIN NSX-GTがストレートでリアを壊して、
破片が散乱したために本日1回目のセーフティカーが入った。
ピットを出れないまま既にレース1/3終えてしまった。
しかし現地に応援に駆けつけてくれたファンのためにもレースに復帰することを諦めることはなかった。
そして、500クラストップが34周目。
遂にエヴァRT初号機Rn-s AMG GTの修復作業を終え、
石川選手が再びステアリングを握り、ようやくスタートを切ることが出来た!
当然ながら走行中の最下位27位からのレースとなった。
難しい路面コンディションの中、懸命に周回を重ねる。
GT500クラストップが40周目、GT500の24号車 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rがクラッシュし
本日2度目のセーフティカーラン。
GT500クラス47周目にレース再開するものの、わずか2周の49周目に
48号車 植毛 GT-Rと55号車 ARTA BMW M6 GT3が相次いでコースアウト!
本日3回目のセーフティーカーランになるという波乱が巻き起こった。
石川選手が19周の走行を終えピットイン。
ドライバー山下選手に交代した。
既に勝負権は失われているが、山下選手も懸命にマシンを走らせる。
ラスト4周かというところでベストラップ1'25"157で更新し好調なペースでチェッカーを迎えようとした・・・。
しかし、菅生の魔物は再び微笑む。
ファイナルラップに、再びの雨。
そして、エヴァRT初号機Rn-s AMG GTは500クラスの100号車 RAYBRIG NSX-GTと接触してしまった。
この接触により、チェッカーを目前にしてコース上にマシンを残しドライバー山下選手シートをおりることとなってしまった。
走行周回数がクラスの優勝車両の走行周回数の70%に達しない車両は順位の認定を受けられないという規定により、
111号車 エヴァRT初号機Rn-s AMG GT リタイア扱いとなった。
この悪い流れを断ち切り、
2週間後に開催されるSUPER GT第5戦富士でポイント圏内目指し
シリーズ後半戦良い流れを作っていきたい。