REPORT

第1戦 岡山国際サーキット 予選レポート

3月31日(土) 晴れ/ドライ

ここ岡山の予選はノックアウト予選である。
 Q1で上位16台がQ2に進み、そこからの上位10台が最終Q3でポールポジションを頂点にグリッドが決まる。
 今シーズンから300・500の混走セッション、基準タイム(クラストップ3の平均タイムの105%)が無くなった。と同時に、2名のドライバーがQ1、Q2、Q3を連続で出走できない等予選のルールが変更された。高橋選手の実力からするとQ2突破(上位10位以内)は難しいが、Q1(上位16位以内)はクリアの可能性は高いのでQ1は高橋選手がアタック、Q2を加藤選手に託す事にする。両ドライバーの実力を冷静に判断した常套手段である。
 幸い午後に向け天候も回復(した様に思われた・・・)、晴れ間も出てきてアタック用タイヤを日なたに出し、僅かでも温めめる事ができるほどになった。オンタイムで予選開始。コースは乾き、迷うこと無く全車スリックタイヤ、高橋選手もコースイン。タイヤに熱を入れつつ右1コーナーから左の2コーナーへ・・・と、突然前を行く4号車がスピン!アウトに避ける高橋選手2号車の左前部が軽く接触。そのまま走行を続けようとしたが、細かな振動が発生、足回りの為大事をとり、ピットイン。
左前輪に接触の跡がある。ホイールごと交換したいところだが、セッション中に交換は許されない。このQ1、15分で計測しなくてはならない。残りは10分。まだタイヤの温度も十分上がっていない。このまま行くしかない。フロントカウルにもクラックが入ったが幸いサスペンション自体にダメージはなさそうだ。 再びコースに復帰した高橋選手。ペースを上げ、このアウトラップは43秒台。これまでにもマークした32秒台ならQ1突破の可能性も高い。ステアリングの振動を抑えこみ、裏ストレートを駆ける高橋選手。ヘアピンに進入・・・そこへ他のマシンが追突!スピン!!幸いコース上の為、直ぐに復帰する事ができたが、右後部が損傷。 そのままピットイン。損傷は軽微とはいえ、カウルが破損、テールランプ、翼端板を失った。
 またこの頃から、突然雨が降り始め、「ウェット宣言」も出され、損傷度合いと残り時間との兼ね合いから、これ以上のタイムアタックは不可能と判断。以降の予選セッションをキャンセルとした為、先の計測1′43″938という不本意な予選タイムとなってしまった。
 結果、追い上げが期待できる、クラス25台中23番手グリッドとなった。


レポートトップへ戻る