REPORT

第1戦 岡山国際サーキット 練習走行

3月31日(土) 雨/ウェット

開幕2週間前に、ここ岡山国際サーキットでGT合同テストが行われたが、2日間4セッション中、殆どがウェット、セミウェットコンディションで、ドライタイヤのテストは最終セッションで僅かにできた程度。
 これは殆どのチームも似た状況で、今シーズンのエンジン性能調整、それに伴う車重、タイヤ、燃費等々レースで必要不可欠なデーターが不足のまま開幕を迎える事となった。

 06年デビューの紫電は7年目。今シーズンは、パワーも上がり、トップスピードも向上するが、他のマシンと相対的には有利になるわけではない。
 紫電としては、毎シーズンヴァージョンUPするタイヤを活かす、高いポテンシャルの足回り、過去の豊富なデーター、高いコーナリングスピードを最大の武器に戦って行く。

ところが、31日、土曜日の練習走行では予報通り雨。気温も路温もこの時期としては異常に低く10度。
セッション開始と同時にコースインする多くはNEWマシン。午後の予選はドライ予想ということもあり、過去のデーターが豊富な紫電にとっては、このコンディションでの走行はマシンにもドライバーにも多くの意味を持たずリスクを伴うだけとも言える。
 但し今シーズからは、このセッションでは、両ドライバーとも必ず出走し、1周以上のタイム計測を行わなくてはならない。

 そんな中、セッション開始から約30分、一旦雨も上がり僅かづつ水がはけてきた事もありコースイン。
 走り出しの加藤選手は「タイヤ全然温まらない。(グリップしない)」
 そんなコンディションの為、スピン、コースアウトも続出。車両回収の為、3度の赤旗によりセッションが中断。
 僅かに温まったタイヤもまた冷えてしまい、またこのコンディションでのタイヤ選択は難しい・・・というか今レースには役立つセッションとはならなかった。
 結果、加藤選手1′48″276、終盤の300専有セッションで高橋選手が1′47″202に留まる。
 しかし上位10台多くはNEWマシンであり、このコンディションを貴重なデーター収集の場として各種タイヤでトライ。
 タイムも40~43秒台へと入っていく。


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