Failure is an option, but fear is not.

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REPORT

鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会 決勝レポート

7月28日(日) 晴れ/ドライ

 

F1  F2


前日は台風が通過したため、大雨と風が鈴鹿サーキット襲ったが、
決勝日は台風一過の快晴と8耐らしい猛暑にて迎える事になった。

午前11時30分恒例のルマン式スタートにより2019年の8耐が幕を開けた!
スタートライダーのバスティアン選手はスタートを上手く決め1周目のコントロールラインを19位で通過。
32番グリットから13台抜きという素晴らしいロケットスタートを決めた。
その後も順調に順位を上げていき15位まで順位を上げたところで、他車にアクシデント発生のためセーフティーカー(以下SC)が介入する。 4周のSCランの後にリスタートとなった。
リスタートの際に21位まで順位を落とすが、すぐにポジションを挽回して13位集団につけて良いペースで周回を重ねていき、そして一回目のピットインの時間が迫る。

4周のSC介入があったため、燃費を計算したチームは周回数を1周延ばすことを決定。
そしてピットインラップ、タイミングモニターに異変が…… バスティアン選手がセクター3を通過しない。
なんと、信じられないことにヘアピンカーブを回ったところでガス欠を起こしマシンがストップしてしまう。
その後、バスティアン選手は必死にマシンを押してなんとかピットに帰還、しかしこのガス欠で18分ほどの時間をロスしてしまう形となった。

バスティアン選手がピットに戻ってすぐに通常ルーティーンであるガソリン給油とタイヤ交換を済ませ、ケビン選手に交代して53位でレースに復帰。
ケビン選手は安定した走りで予選でのベストタイム付近での周回を重ねて行き、第2スティントを終えてジュリアン選手に交代する。

しかし、ジュリアン選手がコースインしたその周に、またもやアクシデントが発生。
なんとアウトラップのスプーンカーブ2つ目で転倒してしまう。
すぐにマシンを起こしてコースに復帰したものの、マシンは修復を必要とするため、すぐに
ピットイン。マシンの修復に取り掛かる。 8分ほどでマシンの修復を終えて再びジュリアン選手がコースへと戻る。
その後は転倒の影響もなく順調に走行を続けていた。

ところが、10ラップを走行したところで、またしても緊急ピットイン。 エンジンが吹けなくなってしまったようだ。
ガソリンタンクを交換してバスティアン選手に交代してピットアウトしたものの、症状は改善されずまたすぐにピットイン。まだエンジンが吹けないという症状は治っていないようだ。

そこで、考えられるところはすべて交換することを決断。
スタッフ総出で大作業を開始した。
約50分の作業を終えて、再びマシンは息を吹き返し、バスティアン選手はコースへと復帰。
復帰したマシンは再びトラブルが起こることはなく快調に走行していく。

その後ケビン選手、ジュリアン選手、バスティアン選手とペースを緩めることなくタスキを繋いでいき、残り時間約50分でケビン選手が最終スティントへコースイン。
レース終了まで残り15分のところで、雨がぽつぽつと降り出して、チームは慌ただしくレインの準備を進めていく。
しかし、結局本降りにはならずに、ぽつぽつと雨が降る中、慎重に周回を重ねていく。

レース終了まで残り7分のところで、ホームストレートで1台のマシンがエンジンブローしてマシンから白煙を吐きながらS字セクションを走行してコース上にオイルを撒いてしまう。
ケビン選手はナイトセッションの視界が悪い上に、雨とオイルによってかなり危険なコンディションの中でも安定した走りで、危なげなく走行していた。

ラスト1分半のところで、オイルに乗ってトップのKawasaki Racing Teamが転倒・・・
赤旗が提示されそのままレース終了となる。
#4 エヴァRT初号機 Webike Tati Team TRICK STARは2019年の鈴鹿8耐を48位にて完走した。

 

 

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