Failure is an option, but fear is not.

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REPORT

鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会 予選レポート

7月26日(金)晴れ/ドライ

 

 QF1  QF2

 

例年よりも長引いた梅雨はレースウィーク直前に明け、日に日に夏らしい暑さを増していく中、迎えた予選日は1日通して晴れのドライセッションにて行われた。
レギュレーションによりタイヤ使用本数の制限があり、フロントタイヤ2本、リアタイヤ4本で20分の予選を走行しなければならない。

晴天の太陽が照り付け、路面温度が高くミディアムハードタイヤを選定し、1回目の予選を走行。
ライダーブルー/バスティアン選手は混雑を避けるため1分ほど遅らせてコースインしアタックを開始していく。
しかし、決勝レースを想定したミディアムハードタイヤでは絶対的なグリップ力不足で思うようにタイムがあげられず、赤旗のタイミングでソフトタイヤに変更する。
しかしながら想像以上の猛暑によりソフトタイヤの想定路面温度を大きく超えてしまっており、予選の1ラップアタックといえどタイム更新とはいかなかった。
結果的にこの予選1回目で4本中2本のリアタイヤを使用してしまった。

続くライダーイエロー/ケビン選手が予選を出走。
先ほど行なわれたバスティアン選手の使用したミディアムハードタイヤを使用し
コースイン。
ケビン選手はこのレースウィークが初めての鈴鹿サーキット走行となる。
まだまだコースになれる必要があるということで予選でも長く周回をして
徐々にタイムを上げていき自己ベストタイムを更新して予選1回目を終える。

続くライダーレッド/ジュリアン選手が予選を出走。
ジュリアン選手もケビン選手同様にこのウィークが鈴鹿サーキット初走行。
バスティアン選手、ケビン選手が使用したタイヤでひたすら周回を重ねていきケビン選手同様に自己ベストを更新し予選1回目を終える。

予選2回目
残りのタイヤ本数はフロント1本、リア2本。
この本数で60分の予選を戦わなければいけないため、なるべくフロントタイヤを温存した状態でライダーレッドのジュリアン選手へ渡せるようにタイムアタックは1人4ラップまでと決めて予選2回目に挑んだ。

ライダーブルー/バスティアン選手2回目の予選。
予選1回目の反省をもとに、リアタイヤにはミディアムソフトタイヤを選択。
その選択はうまく行き、4ラップのアタックで自己ベストタイムを更新する好走をみせる。
しかし予選を終えてピットに戻ってきたバスティアン選手は、自己ベストタイムを喜ぶよりもターゲットとしていた2分9秒台に届かなかったことをとても悔しがっていたのが印象的だった。

続くライダーイエロー/ケビン選手が予選を出走。
バスティアン選手が使用したタイヤを継続して使用し走行。
こちらもミディアムソフトタイヤの感触がよくベストタイムを更新12秒9まで
タイムアップすることに成功した。

続くライダー、レッド/ジュリアン選手が予選を出走。
リアタイヤにミディアムソフトの新品タイヤを装着して走行を開始。
フロントタイヤ温存作戦の効果もあり、走り出しすぐにベストタイムを更新。
周回ごとにタイムを上げていき、最終的に12秒5までタイムアップして予選を終える。

予選は3人のライダーの平均タイムで行われるため、平均タイム2分11秒972で32位という結果で予選を終えた。
この予選で鈴鹿初走行のケビン選手、ジュリアン選手は2分14秒台から2分12秒台へと大きくタイムアップすることに成功し、予選順位こそ奮わなかったが、決勝に照準を合わせたタイヤ選択、セットアップ、燃費データとポジティブな要素が見えた予選日となった。

 

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