Failure is an option, but fear is not.

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REPORT

第2戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

5月4日(土祝) 雨・曇り/ウェット・ドライ

 

kessho1  kessho2

 

5月4日。午前中は予選日と同じく気持ちいい青空が広がっていたが、予報通り昼を過ぎたあたりから厚い雲が空を覆い始めて、冷たい風が吹くようになった。
スタート前最後のチェックとなるウォームアップ走行では、2番手タイムを記録。レースを見据えたガソリンが重い状態でもマシンのバランスは良く、走行した道見選手からもポジティブな意見が伺えた。
 
今回のスタートはショウン選手が担当。そしてグリッドにマシンが並び始めたころ、遂に雨が降り始めてきた。
スタートまでの時間が迫る中、各チームタイヤ選択に頭を悩ます。最終的に雨はかなりの量となりチームはウェットタイヤをセレクトし、安全の為スタートはセーフティーカー(以下SC)スタートとなった。
SC先導のもと、2周目を回ったところでスタートが切られた。かなりの雨量に各ドライバーとも慎重なスタートを決めて混乱なくクリーンなスタートとなった。
また7周目には雷がとどろき始め、雨風も勢いを増していき、開幕戦の悪夢が胸をよぎる。
ショウン選手は荒れたコンディションの中、慎重にラップを重ねる。しかしセレクトしたウェットタイヤが路面とマッチしておらず、徐々にポジションを落としてしまう。
そして13周目には雨量が多く、危険との判断からSCが導入。さらに15周終了時には赤旗が導入されレースは一時中断となる。この時点でショウン選手は17位。
 
その後徐々にコンディションは回復へ向かう。午後3時33分SC先導で再スタートを切る。雨も止み路面は乾き始めていった。各チームウェットタイヤからスリックタイヤへ変更するタイミングを見計らう中、#11が先陣を切りスリックへ変更、それをみた各チームは追うように続々とピットイン。チームはギリギリまでショウン選手で引っ張る作戦をとる。そして40周目、見かけ上の3番手でピットイン、道見選手にステアリングを託す。
ピットアウト後、道見選手はハイペースで安定したラップを重ね、徐々にポジションを上げていく。
終盤には1分38秒710とGT300の2番手となるタイムで前を追いかける。そして76周目には見かけ上のラップリーダーとなる。
 
そして81周目にピットイン。最終スティントを務めるのはマーチー選手。迅速なピットワークで8番手にてコースに復帰を果たす。
徐々に日が落ち始め、路面温度が低下し難しいコンディションの中、マーチー選手もハイペースで周回。他車は早めのタイヤ交換を済ませていたため、スティント終盤でタイムを1~2秒ほど失い始める。しかしマーチー選手は変わらず速いペースで86周目に7位にポジションアップ!さらにその前を走る#4を狙い、1周につき2~3秒ほど速いペースで懸命に追いかけていった。
 
そして迎えたファイナルラップ、ついにテールトゥーノーズに持ち込む。第3セクターでは真後ろにつけ、いつでも狙える位置につけたが#4もさすがのブロックラインを通り簡単には前に行かせてくれない。最終コーナーを立ち上がり、スリップストリームに入るも、わずかに届かず…。
#33 エヴァRT初号機 X Works GT-Rは0.149秒差の7位にてチェッカーを受け、ドライバーズポイントを4ポイント獲得した。
チームは当初の目標であった「インターナショナル枠初の入賞」を参戦2戦目にして早くも達成することになり、高いモチベーションのまま次戦鈴鹿へと挑む。

 

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