第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート
8月7日(日) 晴れ/ドライ
決勝日、天候は晴れ、気温33度、路面温度度54度、靴の底からアスファルトの熱が伝わってくる熱さ。
昨日の予選で26番グリッドからのスタートとなる111号車エヴァRT初号機Rn-S AMG GT。スタートドライバーは鶴田選手。
静岡県警の白バイとパトロールカーがGTマシンを従え、定刻の午後2時35分にパレードラップが始まる。交通安全を訴える1周が終わると、いよいよ本番のフォーメーションラップとなり、午後2時42分にローリング方式で決勝レースがスタート。レース序盤は大きなトラブルもなく周回を重ねていく。
しかし、15周目走行中に111号車マシンの計器に異常のランプ点灯しているという鶴田選手からの知らせが無線に入った。すぐに緊急ピットインかと思われたが直後に赤旗、16周目にセーフティカーがコースイン。赤旗の原因は9号車GULF NAC PORSCHE 911と接触した22号車アールキューズSLS AMG GT3からボンネットが外れ、コース上に落下したため。そして111号車の異常ランプはこのセーフティーカーランによるスピードダウンにより一時的には消えた。しかしこれも一時しのぎでしかなく状態を確認するためピットインすることを決断。セーフティカー中のピットインは禁止されているため通常であればセーフティカー解除と共にピットインするのであるが、異常ランプ点灯のトラブルの状態を確認するためセーフティカー解除後1周走行後、24周目でピットイン。このピットイン前の時点で15位までポジションを着実に上げていた。
ピットイン後、即座にエヴァRT初号機Rn-S AMG GTの状態を確認するが幸い異常は見られなかった。給油、タイヤ交換、ドライバー植田選手に交代。絶妙なPIT作業が行われた!
しかし・・・電子系トラブルでエンジンがかからない!!新たなトラブル発生なのか!?と思われたがすぐにエンジンがかかった!数秒であるがピット作業が上手くいっただけにこのタイムロスは痛手となった。
25位でコース復帰。植田選手着実に周回を重ね30周目にはベストラップを刻んだ!そして36周目には21位までポジションを上げた、その矢先に・・再びエヴァRT初号機Rn-S AMG GTにトラブル発生!!左フロントの振動が発生!!已む得ず緊急ピットインを余儀なくされる。
すぐにピットインし左フロントを確認をしたところ、幸い大事はなく再びコースに復帰することが出来た。しかし・・・このピットインで24位までポジションを落としてしまうこととなった。
GT500クラスのトップマシンが66周を走りきり、マシントラブルに見舞われた111号車エヴァRT初号機Rn-s AMG GT59周でチェッカーを受け、最終22位という結果となった。
もし、、、トラブルがなければもう少し上位を狙えたので悔いの残るレースとなった。次回、第6戦鈴鹿はシリーズ最長となる1000㎞の長丁場のレースとなりさらに過酷さを極めるだけに、トラブルの原因究明を行うと共に、タイムの向上をめざしタイムの改善を図り万全で挑んでいきたい。