Failure is an option, but fear is not.

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REPORT

第2戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

5月4日(水・祝) 晴れ/ドライ

 

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夜から朝にかけて暴風雨が吹き荒れた富士スピードウェイであったが、スターティンググリッドでは、青空が広がり気温も上昇、まさに五月晴れという天気となった。

 

気温22度、路面温度40度。決勝のスタートドライバーは鶴田和弥選手。ローリングスタートでレースが始まる。予定通り、午後2時にセーフティカー(SC)に先導されたローリングラップがスタート。1周を回って午後2時3分に正規のスタートが切られた。さっそくストレートのトップスピードの違いを見せつけられスタート出遅れ最後尾の29位まで落ちる。しかし、周回を重ね1つづつ粘り強く着実にポジションを上げていく鶴田選手。9号車GULF NAC PORSCHE 911、22号車アールキューズ SLS AMG GT3は接触によるリタイア、上位を争っていた7号車Studie BMW M6はトラブルによる緊急ピットイン、第1戦岡山のチャンピオン65号車LEON CVSTOS AMG-GTクラッシュによるリタイア、序盤にGT300クラス思わぬアクシデントが続出、波乱のレースの予感・・・。

 

30周あたりから各車は続々とルーティーンピットインがはじまる。タイミングモニターでは順位が目まぐるしく変動していった。111号車エヴァRT初号機Rn-s AMGの見かけ上の順位も上がり9位、40周でピットイン。鶴田選手から植田選手にドライバー交代。給油、タイヤ交換。  

 

アウトラップ21位でコース復帰。植田選手、燃料の消費とタイヤの消耗を遅らせる慎重でありながらも、粘りの走りで1つづつ着実にポジションを上げる。

 

ところが、500クラス72周目、本レース最大のハプニングが起こった。タイヤバーストに見舞われたGT500クラスの100号車RAYBRIG NSX CONCEPT-GTがボディ後部を大破させてコースアウト。壊れたパーツが100Rからヘアピンへのアプローチにまき散らされてしまい、SCが導入された。しかし、111号車エヴァRT初号機Rn-s AMGにとってこのSC導入は好機となる。燃費走行で開いた差をこのSC導入により縮まっただけでなく、今シーズンから採用されたSC導入時のピットイン禁止(このタイミングでピットインするとペナルティが課せられる)も影響して、SCがピットロードに向かった後には各車が一斉にピットに向かうこととなったが、111号車は燃料に余裕があったためピットインを遅らせることが出来たのでそのまま快調に走り続け順位をさらに上げることが出来た!そして72周目に植田選手1’41.090のベストラップを更新。  

 

植田選手41周を走行し、9位82周でピットイン。再び、最終スティントを鶴田選手に託す。そしてタイヤ無交換!給油時間も短縮!この2回目のピット作業時間を短縮するためにタイヤも燃料も温存してきたのだ!!

 

アウトラップ13位でコースに復帰!鶴田選手、タイヤ無交換にも関わらず1分41秒台で好調な走りを続ける。そして最終スティント18周目、計100周でチェッカーを受けた。結果は、111号車エヴァRT初号機Rn-s14位と健闘を果たすことが出来た。

 

次戦SUPER GTは大分県のオートポリスでの開催を予定していたが、熊本地震の被害のため正式に中止が発表されたため、第4戦スポーツランドSUGOでの開催となる。富士スピードウェイの高速サーキットに対して、SUGOは「メルセデス AMG GT3」と相性の良いテクニカルなサーキットなのでここでさらなる飛躍を期待したい。

 

 

 

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