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第6戦 富士スピードウェイ 予選レポート

9月8日(土) 曇り/ドライ

SUPER GTのスターティンググリッドを決める予選は通常、スーパーラップ方式またはノックアウト方式のふたつだが、今回初めて富士スピードウェイでノックアウト方式が採用された。
ノックアウト方式は、1回目Q1のアタックで上位16台がQ2に進出、更に上位10台が最終Q3に進み、最後のQ3では翌日決勝の上位10グリッドを賭けて争う。1人のドライバーが連続でアッタクはできない。
また、Q1、Q2で使用出来るタイヤは1セットのみで、Q1、Q2で終わった場合はそのタイヤがスタートタイヤとなり、Q3に進出した場合は新たに1セットタイヤが使用でき、そのタイヤがスタートタイヤとなるのである。

午前中の練習タイムでは高橋選手のQ2突破の壁は厚いが、8月練習時のタイムや、
走る込むほどにタイムアップする伸びしろに賭け、Q1を高橋選手、Q2を加藤選手とした。
 高橋選手はインターバルでもイメージトレーニングを重ね、臨んだQ1。
「アタックは計測2周目だけですから・・・」とエンジニアに念を押されコースイン。アウトラップの後、計測1周目は前との間隔を空けクリアラップを作り、2周目にアタック!
セクター1は午前のプラクティスを上回るものの、セクター2はやや遅れ、セクター3で挽回するも、1′43″246。
・・・42秒台に入らない。
そのままもう1周アタックに入る。Q1突破には42秒台中盤、コンマ7秒は必要である。だが再度のアタックはセクター2でベストをマークするも、セクター1、3のタイムのバラつきが響き、43″224と若干上回るが、22番手。
ここでQ1突破は断念。Q2加藤選手へと繋ぐ事はできなかった。レースラップとして44秒台でラップできれば充分だが、予選で42秒台のリズムを取り戻しておきたかった高橋選手としては悔やまれる。だが、チームはレースタイヤとしての温存を図る事とした。


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